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現在開発中のPOCTデバイス(Applications)

呼吸器疾患(肺炎)スクリーニングデバイス

 

概要

多くの感染症は、その原因となる病原体(例えばウイルス、細菌、真菌、寄生虫など)が不明確な段階で治療を開始せざるを得ない状況にあります。
そこで、これらの感染症の原因を迅速に特定する技術の開発が切望されているものの、多岐にわたる病原体を網羅的に検出できるシステムはいまだ実用化されていません。

これらの感染症の中でも肺炎は、日本国内における死因の第3位(厚生労働省「平成25年度人口動態統計」)を占めるきわめて重大な感染症です。
感染症においては病原菌に最適な抗生物質を選択して投与することが、治療に不可欠とも言えますが、現在の標準的な検査方法である培養法では、患者がいかなる病原菌を保有しているかを判定するまでに数日間を要し、投与すべき抗生物質を迅速に判断することは事実上困難です。このことは、急速に進行する肺炎では、まさしく致命的です。

しかしながら、仮に起因する病原体を即座に判定できるようになれば、適切な抗生物質を迅速に選定、投与することで、治療効果を大きく向上できると期待されます。
そこで、われわれの保有するプラットフォーム技術を応用し、肺炎原因となる複数の細菌を高速PCRにより短時間同定するスクリーニングデバイスの開発を進めています。

 

われわれの解決策

既存の分析法では、多岐にわたる肺炎病原微生物を迅速に特定することは難しく、医療ニーズに十分に応えることが出来ませんでした。
しかし、「短時間検査」と「多種類検査」を同時に実現するCAs-CHIPプラットフォームを肺炎検査に活用すれば、肺炎の原因微生物を15分間以内という短時間でスクリーニングでき、肺炎を対象疾患とした「感染症迅速診断」というニーズに応えることができるものと考えます。

従来の診断法とわれわれの診断法との比較

表1. 従来の診断法とわれわれの診断法との比較
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