CAs-CHIPとはCapillary Assembled-Microchipの略であり、3枚の薄いガラス(それぞれ厚さ100マイクロメートル)を貼り合わせた、直径約1 cmの円形のマイクロ化学チップあるいはマイクロリアクターと呼ばれるものの1種です。
CAs-CHIPの中央には貫通穴と、そこから放射状に8本の独立した角型のキャピラリー(一辺100マイクロメートル)が設けられています。
分析試料の導入は、チップ中央に設けられた貫通穴から行い、毛細管現象によって8本の流路に注入されるため、それぞれのキャピラリーにおいて異なる標的を分析できるという特徴を持ちます。
従来のマイクロチップは複雑な構造を有するため高機能ながら高価になりがちでしたが、CAs-CHIPは、ガラスの貼り合わせとダイシング技術の組み合わせによって、高精度でありながら安価に製造することが可能となりました。
弊社が申請、保有するCAs-CHIPに関する知的財産は以下の通りです。